カムログ!!

音楽好きな一般男性による雑記ブログ

ディスクレビューvol.40 Whitesnake 「Ready an' Willing」

どうもこんばんは、カムラです!

ディスクレビューのコーナーです!

今月はHM/HR月間!筆者おすすめのロックバンドを紹介していきたいと思います!

第一弾は1970年代〜90年代にかけて世界規模で大活躍したロックバンド、whitesnakeのディスクレビューです!

中でも今回紹介するのは、1980年発売のホワイトスネイクを躍進させたアルバム「Ready an' Willing」をレビューしていきます!

f:id:staygold1985:20200409091545j:image

ホワイトスネイク史上初めて全英チャートトップ10入りを果たした記念すべきアルバム!

と言わしめた今作は果たしてどんな仕上がりになっているのでしょうか…?

次の章でレビューをしていきます!

 

ディスクレビュー

今回のアルバムを一言で言うと「ブルース・ロック期ホワイトスネイクの入門編」です。

一般的にホワイトスネイクと言えば、歪んだツインギターとボーカルが印象的なメタルバンドというイメージを持たれる人が多いと思います。

 

しかし、実はホワイトスネイクは結成当初から80年代前半まではブルース・ロックを演奏するバンドだったのです。

 

作品が進んでいくごとに徐々にハードロック、ヘヴィメタルへと方向性が変わっていくのですが、この段階ではそうしたイメージとは別物の、ムーディで大人なデイヴィッドを堪能することができる作品になっております。

 

早速アルバムを聞き始めると、一曲目の「Fool for Your Loving」からを聞いてみるとその違いがわかるはず!

イントロからこれぞ彼の音だ!と思わせるジョン・ロードのオルガンが炸裂して幕を開けるこの曲は、当時ドラマーだったイアンペイスが作り出すタイトでスウィング溢れるドラムセクションと、それに重なるように唸り鳴り響くニール・マーレイのベースで極上のリズムが生み出されています!

 

続く「Ready an' Willing」や「Blindman」と言った曲でもデイヴィッドが本来持っている渋さと大人の色香の漂う音楽が堪能できました!

 

また、この頃のホワイトスネイクは既にツインリードギター制を採用しているのですが、前回(リッチー・ブラックモア)の反省からか、いずれもブルースを基調としてバンドサウンドの和を重んじるようなクールでいぶし銀な演奏を聞かせてくれるギタリストでした!

 

これが地味だとか目立たないだとか言うつもりはもちろんなく、スライドギターを必殺技にしたミッキー・ムーディは作曲面でデイヴィッドを支え、ブルースロック期のホワイトスネイクの屋台骨を支えてくれましたし、UFOのリードギターの座をマイケル・シェンカーと争ったバーニー・マースデンは泣きのギターでサウンドに彩りを与えてくれました!

f:id:staygold1985:20200409093032j:image

バーニー・マースデン(左)とミッキー・ムーディ(右)

 

余談になってしまいますが、デイヴィッドはこうしたタイプのギタリストと組んでる時の方が素材の良さを出すことができるのではないかと思いますね…

 

とにかく、このアルバムはホワイトスネイクやブルースロックを聞いたことがある人からない人まで、満足して聞くことができる作品になっていますので、最近ブルースロック期のホワイトスネイクに少し興味はあるけど聞いたことがなくて、どれから入ればいいかわからない…という人は是非聞いてみてください!

 

 

カムラのオススメトラック

①Fool for Your Loving

キーボードの雄、ジョン・ロードの独特なオルガンの音で始まる曲。

ニール・マーレイとイアン・ペイスの鉄壁のリズム隊の刻むビートは、これぞブルースロック期のホワイトスネイクと言った感じです。


Whitesnake - Fool for Your Loving (Official Music Video)

※後にこの曲がメタルアレンジされて再びリリースされるのですがそちらともぜひ聴き比べてみてください!

 


Whitesnake - Fool for Your Loving (Official Music Video)

 

②Ready an' Willing

ブルースロック期のホワイトスネイクでもちょっと隠れた名曲。

タイトルトラックという事もあって開幕一番に聞こえるエッジの効いたギターリフは静かながら職人芸の気概を感じさせるものになっています。

本家では長らくリフやサビを延長して客を煽るようなパフォーマンスがされておりライブの始まりを告げるのに持ってこいの曲です!

 


Whitesnake- Ready N Willing

 

(97年頃のツアーバージョンもメタル期を経て本当の意味で大人になったデイヴィッドを観ることができるので結構おすすめですよ!)


Whitesnake - Ready An' Willing (Live In Moscow 1997) [Pro-Shot] [HQ]

以上アルバムレビューでした!

次回もWhitesnakeのアルバムをレビュー予定です!

それでは!

 

アルバム

Whitesnake「Ready an' Willing」

‪1.Fool for Your Loving‬
‪2.Ready an' Willing‬
‪3.Carry Your Load‬
‪4.Blindman‬
‪5.Ain't Gonna Cry No More‬
‪6.Love Man‬
‪7.Black and Blue‬
‪8.She's a Woman‬

Ready an Willin

Ready an Willin

  • アーティスト:Whitesnake
  • 発売日: 2006/06/13
  • メディア: CD