どうもこんにちは、カムラです!
ディスクレビューのコーナーです。
今回のシリーズは筆者の青春の友・GOING STEADYのアルバムを紹介していこうと思います!
第二弾は、GOING STEADY「さくらの唄」です!
ゴイステのセカンド・アルバムにして史上最高傑作!
青臭く荒削りながら魂のこもったパンクロックで若者から圧倒的な支持を得た「BOYS&GIRLS」から早2年。
初期衝動を超えた先に生まれた今作は果たしてどんな仕上がりになっているのでしょうか…?
次の章でレビューをしていきます!
ディスクレビュー
今回のアルバムを一言で言うと「GOING STEADYの最高傑作」です!
前作「BOYS&GIRLS」の中で聞くことができた、バンドが持つ若さ溢れるパンクロックの側面と、ミネタカズノブが持つメロディアスでロマンチックなポップスとしての側面が絶妙な配分で織り交ぜられており、青春パンクという枠組みを通り越した名盤へと成長した音楽を聞くことができます!
今作以降のGOING STEADYは○○○ーマシーンなどの他のパンクバンドとの交流の中で徐々に音楽性が変わっていき、解散のカウントダウンへと繋がってしまうのですが、今作ではそうしたGOING STEADYの持ち味となる要素が崩壊することなく絶妙のバランスで配合されており、楽しむことができる作品になっております。
一曲目の「アホンダラ行進曲」ははじめしっとりとしたところからサビになると激しくなるという、GOING STEADYの十八番を聞くことができます!
次の「東京少年」も、少年の頃の景色を叙情的に歌い上げ、サビで若者を鼓舞するような内容に前作から正統に進化成長した仕上がりになっています。
そして、GOING STEADY史上最強の曲「BABY BABY」と「銀河鉄道の夜」という名曲コンビはここでレビューするまでもないくらいにバンドの持ち味がフルに使われた曲達です。
他にも「愛しておくれ」や「もしも君が泣くならば」といったアップテンポ曲や、「グレープフルーツムーン」や「佳代」のようなしっとりとした曲まで全ての曲の完成度が抜群なものになっており、キャリアを通しても随一の出来になっています。(今作以降はセルフプロデュースになったことで若干音質が荒くなるので特に)
そしてトドメの一曲「星に願いを」。こちらもしっとりとしたAメロから激しいサビに展開してを繰り返す安定のゴイステ節を堪能でき、満足な気持ちでアルバムを書き終えることができます。
カムラのオススメトラック
①愛しておくれ
ゴイステの隠れがちな名曲。
前作の曲同様疾走感に溢れるだけでなく、キラキラとして口ずさみたくなるようなサウンドで心地よく聞ける仕上がりになっています。
何より、好きな人にうまく愛情表現ができずにもどかしく思う気持ちを歌った歌詞に共感する男は少なくないはず。
筆者としてはGOING STEADYでもトップクラスに好きな曲なだけにあまり扱いが良くないのが少し不満です…
※追記:フジロックフェスで久しぶりに愛しておくれを演奏してくれました!銀杏において過去作を復活させる時は次回アルバムに収録されるフラグだったりするので期待が高まります!
②もしも君が泣くならば
今作で最もストレートなロックナンバーの一つ。
2年間寝かせたことによってより洗練されたサウンドメイクは同じリフや曲構成でも大幅に厚みが増し、ゴイステの成長を感じさせてくれます。
ちなみに銀杏BOYZ結成後、ミネタカズノブが頻繁にやっていく「作品のリメイク」のはしりになった曲だったりします。
(また、筆者個人としては前作「BOYS&GIRLS」の改良前の曲、「MY SOULFUL HEART BEAT MAKES ME SING MY SOUL MUSIC」の方が個人的に好きなアレンジだったりします…)
Going Steady ゴイステ もしも君が泣くならば 名曲
③佳代
GOING STEADYの名バラード。
ミネタカズノブが元カノに送った曲だそうで、当事者からは顰蹙を買ったという噂も。
ただ、歌詞の中で表現される失われたあの日の2人を歌った歌詞は、そんな青春を送ってこなかった人ですら重ね合わせて感慨深い気持ちになることができる心地よさをもっております!
以上アルバムレビューでした!
次回もまた夏らしいアルバムをレビューできたらと思います!
それでは!
- アホンダラ行進曲
- 東京少年
- BABY BABY
- 銀河鉄道の夜
- TOO YOUNG TO CRY
- 愛しておくれ
- グレープフルーツムーン
- もしも君が泣くならば
- 佳代
- GO FOR IT
- 星に願いを