ディスクレビューvol.5 GOING STEADY「BOYS&GIRLS」
どうもこんにちは、カムラです!
ディスクレビューのコーナーです。
今回のシリーズは筆者の青春の友・GOING STEADYのアルバムを紹介していこうと思います!
第一弾は、GOING STEADY「BOYS&GIRLS」です!
記念すべきゴイステのデビューアルバム!
青臭さ溢れる歌詞に荒削りながら魂のこもったパンクロックで若者から圧倒的な支持を得たGOING STEADY。
初期衝動全開な今作は果たしてどんな仕上がりになっているのでしょうか…?
次の章でレビューをしていきます!
ディスクレビュー
今回のアルバムを一言で言うと「青春パンク入門編」です。
一般的に青春パンクと言えば、青春時代を彷彿とさせる甘酸っぱい歌詞をパンクのメロディに乗せて歌うことで00年代前半に一世を風靡したジャンルです。
そんな青春パンクから遡ること数年、既にGOING STEADYの中にはその完成形を聞くことができます!
一躍シーンの顔となったGOING STEADYは徐々に方向性が変わっていき、銀杏BOYZへと続くのですが、この段階ではそうした混じり気の一切ない、純度100%のGOING STEADYそのものを楽しむことができ、次回作「さくらの唄」以降をより深く楽しむ為にも通らずにはいられない作品になっております。
「1!2!3!4!」の掛け声で始まる一曲目の「DON'T TRUST OVER THIRTY」は初っ端から熱量全開で聞くものをワクワクさせてくれます。
歌詞の内容も、若者の悩みや焦り、苛立ちを代弁したような内容になっており、正に若者音楽とはこうあるべしと言った仕上がりになっています。
続く「UNIVERSAL」や「MY SOULFUL HEART BEAT MAKES ME SING MY SOUL MUSIC」、「TANPOPO SONG」と言った曲でも荒削りで若々しい初期衝動で動き回るGOING STEADYを味わうことができます。
また、このアルバムの時点で「THE BRIDGE」や「friends」のようにミネタカズノブのメロディアスでロマンチックな側面も見ることができます。
次回作の「さくらの唄」では、こうした荒々しさと美しさを混ぜ合わせたような曲が聞くことができるので今作を聞いて良かったと思う人は次作「さくらの唄」もそのままの勢いで聞いていきましょう!
以上のようにこのアルバムはGOING STEADY、ひいては青春パンクと呼ばれるジャンルを代表する作品となっており、パンク好きから、ポップ好きまで満足して聞くことができる作品になっています!
カムラのオススメトラック
①UNIVERSAL
初期ゴイステの佳作。
シンプルなリフと疾走感あふれるドラムで突っ走るこの曲は、正にパンクそのもの。
ゴイステの定番となる間奏の語りパートはこの頃からありました!
②THE BRIDGE
GOING STEADY初期の名バラード。パンクバンドのイメージからは想像できないような、キラキラとしたサウンドに名曲中の名曲。
前述しましたが、ミネタカズノブという名メロディメーカーの作為のない本来の姿がここで聞くことができるのではないでしょうか?
③STAND BY ME
GOING STEADYのライブ定番曲。
解散ライブになった渋谷ラママでのライブでも1番最後に披露されてます。
ベーシスト・アビコシンヤのリードギターばりに動きまくるベースリフでゆっくり始まったこの曲は、徐々に勢いをつけていき最後には大爆発を遂げます!
友情を歌ってくれた暑苦しい歌詞にも心を打たれる男は多いはず!
GOING STEADY - STAND BY ME LIVE
以上アルバムレビューでした!
次回は2ndアルバム、さくらの唄をレビュー予定です!
それでは!
GOING STEADY/BOYS&GIRLS
1.DON'T TRUST OVER THIRTY
2.UNIVERSAL
3.THE BRIDGE
4.MY SOULFUL HEART BEAT MAKES ME SING MY SOUL MUSIC
5.FOREVER YOUNG
6.FRIENDS (ENDLESS SUMMER)
7.YOUTH
8.TANPOPO SONG
9.STAND BY ME
10.You & I
11.GOING STEADY