[今日はなんの日?②]カート・コバーンの命日
どうもこんばんは、カムラです!
今日は何の日?のコーナーです。
本日4月5日は、80年代後半から90年代前半にかけて一時代を築いたグランジというジャンルで人気を誇った伝説的ロックバンド、ニルヴァーナでの活躍で有名なカート・コバーンの命日です!
カート・コバーンとは?
カート・コバーンはアメリカ生まれのギタリスト兼ボーカリストです。
カートはビートルズと絵を描くことが大好きな幼少期を送っていましたが、両親の離婚に大きく衝撃を受け、内向的な少年に変わってしまいました。
引き取られた先ではブラック・サバス、レッド・ツェッペリン、エアロスミスなどのハードロック聴くようになり、後の自身の音楽に強く影響を与えたとされています。
高校生になると、パンクバンド・メルヴィンズのリーダーだったバズ・オズボーンと友人になり、パンク・ロックに興味を抱き音楽を始めました。
当初はAC/DCやレッド・ツェッペリンなどの曲を練習するだけでしたが、1985年に入ると自身がギターとボーカルを担当するバンドを結成し、活動をしていくようになります。
相次ぐメンバーの入れ替えなどが原因で解散してしまいますが、カートと同じくパンク・ロックを愛好するクリス・ノヴォセリックと出会ったことがきっかけで新たなバンド「ニルヴァーナ」の結成にいたります。
ニルヴァーナでは、1989年に最初のアルバム「ブリーチ」でインディーズデビューすると、草の根的なライブ活動をすることで徐々に人気を高めていきました。そして1991年、ゲフィン・レコードに移籍したニルヴァーナは、現在のロック界でも名を残すメジャーデビュー作「ネヴァーマインド」を発表します!
アルバム「ネヴァーマインド」は空前の大ヒットを果たし、ヒットチャートではマイケルジャクソンの「デンジャラス」を蹴落として一位を獲得し、当時のロックシーンで隆盛を極めていたメタルを駆逐するなど大きな影響を与えました。
こうして全米を巻き込んで大成功を収めたニルヴァーナでしたが、同時にカートは葛藤を感じるようになります。
元来カートは、パンク・ロックに代表されるアンダーグラウンドな音楽をルーツとしており、この大成功は自身の抱えていた信念と相反するものであった為、大きな戸惑いを感じてもいました。
その反動として次回作の「イン・ユーテロ」ではそうしたアンダーグラウンド志向へと回帰を目指しましたが、賛否両論のアルバムとなります。
その後も自身に持たれるイメージと実際の自分との乖離に思い悩み、うつ病に端を発した薬物依存に苦しんだ果てに1994年4月5日、シアトルの自宅で自殺してしまいました。
カート・コバーンの演奏が堪能できる曲3選!
それでは、そんなカート・コバーンのボーカルを堪能できる曲を紹介してお別れです!
①School
Nirvana - School (Live At The Paramount, Seattle / 1991)
1stアルバム「ブリーチ」から選曲。
ニルヴァーナの得意技と言える轟音ギターリフと単純明快で聴きやすい曲構成が堪能でき、筆者が個人的にお勧めしたい曲になっています!
②About a Girl
Nirvana - About A Girl (MTV Unplugged)
初期のニルヴァーナにおける代表曲と言える曲です。
大好きな人に毎晩会えないことをもどかしく思う気持ちを歌ったこの曲は潜在的なカートのポップセンスを感じることができてしまう曲になっています。
③Smells Like Teen Split
Nirvana - Smells Like Teen Spirit (Official Live at Reading 1992)
良くも悪くもカートの運命を変えてしまった名曲。キャッチーなリフと明快な曲構成で、メジャー市場を意識し皮肉った曲でしたが全米の音楽シーンを塗り替えてしまうレベルでの大ヒットとなってしまいます。
この曲があったからこそグランジという音楽がシーンに現れましたが、それによってカートという大切な存在を失うことになってしまったことが残念でなりません…
また、カリスマ的人気を誇ったことから神格化されがちですが上動画のバージョンではリフが似ていると指摘されたロックバンド・ボストンの「more than feeling」のリフを敢えて演奏して曲を始めており、こんな感じでカートって本来はお茶目な人なんだろうなと思います…