カムログ!!

音楽好きな一般男性による雑記ブログ

ディスクレビューvol.83 ASIAN KUNG-FU GENERATION 「マジックディスク」

どうもこんにちは、カムラです!

ディスクレビューのコーナーです。

出会いと別れの季節、冬の終わりと春の始まりらしいアルバムを紹介してきていましたこのディスクレビュー!

今回はASIAN KUNG-FU GENERATIONの「マジックディスク」です!

 

久しぶりにシンプルでストレートな曲が並んだことで大好評を博した『サーフブンガクカマクラ』から1年7ヶ月ぶりの新作となるこのアルバムは、前作に引き続き、明るくとっつきやすい、それでいてかなりポップに仕上がった内容になっており、当時の後藤正文も個人史に残る作品と評した理由がよくわかるようになっています。

そんな今作を次の章でレビューをしていきます!

 

ディスクレビュー

今回のアルバムを一言で言うと「アジカン史上最もカラフルなアルバム」です。

これまでのアジカンはシンプルな曲にせよ複雑な曲にせよ、明るい曲にせよ暗い曲にせよ、あくまでギター、ベース、ドラム、ボーカルのバンドサウンドの範疇で楽曲を作ってきました。

 

しかし、このアルバム「マジックディスク」では今までとは違い、ホーンセクションやストリングス、パーカッション、といったバンドサウンド以外のものがフィーチャーされており、より鮮やかでカラフルな世界観を見せてくれます。

 

そうしたアジカンの変化は1曲目の「新世紀のラブソング」からヒシヒシと感じることができます。

これまでのアジカンからはとても想像がつかないようなハイテクなサウンドと語り口調が印象的なこの曲は衝撃的でした!

 

続く「迷子犬と雨のビート」や「青空と黒い猫」では、前述の通りキーボードやホーンセクションと言ったこれまでになかった新しい武器を手に入れたアジカンによる聞き応え十分の曲になっています。

 

また、「さよならロストジェネレイション」のように、バラードとは一味違ったゆっくりだけどしっかりと強いメッセージ性を持った曲が生まれたことも今作の特徴と言えるでしょう。

 

最後に、このアルバムでは少し異色になった人気曲(アジカンとしては複雑なところもあるでしょうが)のソラニンも収録されており、話題性としても十分なものになっています。

 

以上から、前作までから一段とステップアップした完成度の高い名曲達を楽しめる作品になっていますのでぜひお聞きください!

 

 

カムラのオススメトラック

①迷子犬と雨のビート


AJIKAN - Magic Disk + Maigo Inu to Ame no Beat

アニメ「四畳半神話大系」のオープニングテーマになった久しぶりのタイアップ曲。

タイアップ元となった作品のイメージそのままに、明るくポップで前向きに生きていくことを教えてくれます。

新生活を祝うかのような、全編を通して目立っているサックスが印象的な名曲です!

 

②架空生物のブルース


Kakuu Seibutsu no Blues 架空生物のブルース - Asian Kung-Fu Generation [Sub Español] [HD]

今作の中でも隠れた名曲。決して明るくもなく、盛り上がるわけでもないですが、聴けば聴くほど癖になる、のめり込んでしまう曲です!Bメロで聴ける妖しげなストリングスが独特な雰囲気を醸し出してぃす!

 

③ラストダンスは悲しみを乗せて


ASIAN KUNG-FU GENERATION/ラストダンスは悲しみを乗せて(live)

筆者のイチ押し曲!

パーカッションが大々的にフィーチャーされた曲。それだけでなく四つ打ちが中心となっている曲のリズムといい、構成といい今までなかったような曲調が特徴的に異色作になっています!

明るくキャッチーなメロディの中に秋の終わりのような哀愁を感じさせるサビがたまらない曲です!

 

以上アルバムレビューでした!

次回も今回に引き続き、アジカンのアルバムレビューをしていけたらなと思います。

それでは!

 

アルバム

ASIAN KUNG-FU GENERATION/マジックディスク

‪1.新世紀のラブソング‬
‪2.マジックディスク‬
‪3.双子葉‬
‪4.さよならロストジェネレイション‬
‪5.迷子犬と雨のビート‬
‪6.青空と黒い猫‬
‪7.架空生物のブルース‬
‪8.ラストダンスは悲しみを乗せて‬
‪9.マイクロフォン‬
‪10.ライジングサン‬
‪11.イエス‬
‪12.橙‬
‪13.ソラニン‬