どうもこんにちは、カムラです!
ディスクレビューのコーナーです。
今回は前回に引き続き、フジファブリックのアルバム「FAB FOX」をディスクレビューします!
前作「フジファブリック」から1年ぶりにリリースしたメジャー2ndアルバム。
「虹」や「銀河」、「茜色の夕日」と言った現在でもファンの間で根強い人気を誇る名曲が揃った今作を、次の章でレビューをしていきます!
ディスクレビュー
今回のアルバムを一言で言うと「名作への布石」です。
前作「フジファブリック」では、メジャーデビュー作ということもあり、インディーズ時代のフジファブリックを詰め込んだ始めからアクセル全開の内容となっていました。
そうした中で作られた今作はセルフプロデュースで作られ、より自分たちのことを思うように表現しようと苦心した作品になっているように思います。
一曲目の「モノノケハカランダ」で聞くことができる山内総一郎のへんてこなギターリフは前作の「TAIFU」の流れを受け継いでいるように思います。
それでは前作のパート2になっているかと言うとそうではありません。
続く洋楽ロックのような「地平線を越えて」やのんびりとした曲調の「ベースボールは終わらない」、更にはバラード調の「水飴と綿飴」といったようにバンドの可能性を試すかのように、色んな要素が寄せ集められてつくられているように感じます。
また、悩みを振り切るかのように音が重くプレッシャーのかかったような演奏になってることも今作の特徴と言えるでしょう。
そうは言っても「虹」、「Birthday」、「茜色の夕日」といった終盤にかけての名曲達はバンドの魅力を存分に味合わせてくれる内容になっているところがフジファブリックの強さだなと思うのでした。
以上のようにフジファブリックの持つ様々な要素を聞くことができる作品になっているので、是非聞いてほしいです!
カムラのオススメトラック
①虹
フジファブリックでも人気曲の一つ。
ライブでは一曲目や最後の曲として演奏されることが多かった印象です。
2番のAメロからサビにかけての必要なフレーズを最小限のパートが演奏するという引き算の構成を得意としたフジファブリックの真骨頂が聴ける名曲になっています。
②茜色の夕日
フジファブリックの代表曲。
キーボード・金澤ダイスケの印象的なイントロが特徴の曲。
この曲は、ボーカルの志村正彦が上京してすぐに書いた曲ということでメンバーにとってもファンにとっても大切な曲となっています。(何度かリメイクされていることからもそれが伺えますね)
特に次回作、「Teenager」のツアーファイナルである富士五湖センターにおける演奏は涙なしでは見ることができません!!
③ベースボールは終わらない
個人的なおすすめ曲!全体的にほのぼのとした雰囲気が漂うこの曲は、日曜の昼下がりに聞いていたくなります。
以上アルバムレビューでした!
それでは!
フジファブリック/FAB FOX
1.モノノケハカランダ
2.Sunny Morning
3.銀河(Album ver.)
4.唇のソレ
5.地平線を越えて
6.マリアとアマゾネス
7.ベースボールは終わらない
8.雨のマーチ
9.水飴と綿飴
10. 虹
11. Birthday
12. 茜色の夕日