カムログ!!

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ディスクレビューvol.15 Ride 「This Is Not a Safe Place」

どうもこんばんは、カムラです!

今日も今日とてディスクレビューのコーナー!

本日は先日発表されたライドのニューアルバム「This Is Not A Safe Place」についてレビューしていけたらと思います!

 

前作「Weather Diaries」より約2年振り、6作目のスタジオアルバム。

前作に引き続きロンドンを拠点に世界を股にかけて活躍するDJ、エロル・アルカンをプロデューサーに迎え、シューゲイザーで並び称されるマイブラや、トレント・レズナー率いるナインインチネイルズの作品に携わったことでお馴染みのアラン・モウルダーをエンジニアに迎えて作られた今作は果たしてどんな仕上がりになっているのでしょうか…次の章でレビューをしていきます!

 

ディスクレビュー

今回のアルバムを一言で言うと「ライドの今とこれから」です。

これまでのライドと言えば、轟音で重なり合うギターに、マーク・ガードナーとアンディ・ベルの清麗なツイン・ボーカルの掛け合いが特徴的でした。

今作でもそうしたライドらしさはしっかりと根底にあるのですが、新たな音楽性に挑戦しているようにも捉えられます。

 

アルバムの一曲目「R.I.D.E」は、ライドでも珍しいインスト曲になっており、どちらかと言うと従来のライドより、一時期レーベルメイトであったマイ・ブラッディ・バレンタインのテイストを含んだアレンジとなっています。

続く「Future Love」や「In This Room」でこそこれまでのライドらしさが色濃く残されていますが、アルバムのリードトラックとして先行リリースされた「Repetition」ではエレクトロニカや80年代のダンスミュージックな要素が混じっており、Joy Divisionらポスト・パンク的要素を持った「Kill Switch」やオルタナロックの要素が強く緩急のついた演奏が特徴的な「Fifteen Minute」、サイケやプログレの影響を感じさせる「Dial Up」と言ったように曲のバリエーションが非常に豊富になっており、聞き手を飽きさせない仕掛けが多々見受けられました。

 

以上のように、近年のライド作品の中でも挑戦的な内容になっておりますのでまだ聞いてない人は是非聞いてみてください!

 

カムラのオススメトラック

①Future Love


Ride - Future Love (Live on KEXP)

透き通ったギターサウンドが織りなすギターリフが魅力的な楽曲は、これぞライド!と言った感じです。

こぎみのいいドラミングも魅力的。

 

 

②Kill Switch


Ride - Kill Switch (Live on KEXP)

ドラムとノイジーなギターリフから始まる曲。

ジョイ・ディビジョンに代表される不協和音を上手く使わせたポスト・パンク風の楽曲です。

個人的にはこうした曲で聞かれるローレンス・コルバートのドラムにこそライドの素味が隠されているように思えます!! 

 

以上アルバムレビューでした!

次回はアジアンカンフージェネレーションのディスクレビューをします。

それでは!

 

アルバム

Ride「This Is Not a Safe Place」

‪1. R.I.D.E
‪2. Future Love
‪3. Repetition
‪4.Kill Switch
‪5. Clouds of saint Marie
‪6. Eternal Recurrence
‪7. Fifteen minute
‪8. Jump Jet
‪9. Dial Up
10.end game

11.Shadows Behind the sum

12.In This Room

THIS IS NOT A SAFE PLACE

THIS IS NOT A SAFE PLACE

  • アーティスト:RIDE
  • 発売日: 2019/08/16
  • メディア: CD