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[名ギタリスト紹介]不屈の男・ジョンフルシアンテ[祝・再復帰]

どうもこんにちは!カムラです!

今回は前日も書いたように、ジョン・フルシアンテの紹介をしたいと思います!

 

ジョン・フルシアンテとは?

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生い立ち

ジョンは1970年3月5日生まれのアメリカ出身のギタリストです。

ジョンは小さい頃から音楽漬けで、10才になる頃には根っからのパンクスだったそうです。

 

そんなジョンとレッチリの人生が交わったのがジョン15才の時。先代のギタリスト、ヒレル・スロヴァクが在籍していた頃のレッチリのライブに魅了され音楽にのめり込んでいきました。

そののめり込み具合は凄まじいもので、ライブの追っかけはもちろんのこと、ギター、ベースの完コピをするほどに入れ込んだほどだったそうです。

 

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若かりし頃のジョン・フルシアンテ

 

レッチリ加入・脱退。そして転落…

そんな折、ジョンの人生に転機が訪れます。

レッチリの初代ギタリスト、ヒレル・スロヴァクがオーバードースで亡くなってしまったのでした。

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ヒレルはギターの名手で、その穴を埋めることができるギタリスト探しに難航していました。

 

そんな時に白羽の矢が当たったのが、ファンでありギターを完コピできるジョンだったのでした。

 

わずか18歳でレッチリの新ギタリストとして加入したジョンは、1989年の「mother's milk」、1991年の「blood sugar sex magic」というアルバムで名演を披露し、バンドと共に一躍スターダムを駆け上がります。

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バンドの第一黄金期頃のジョン

 

しかし、ファンからメンバーになったジョンにとってそれは多大なプレッシャーとなって精神を蝕み、次第にヘロインに溺れるようになりました。

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そして名作「blood sugar sex magic」リリースから僅か1年後の1992年の日本公演中にバンドを飛び出して行ってしまったのでした。

この後ヘロイン中毒と併発したうつ病に苦しみ、転落していくのでした。

 

これと並行してレッチリも迷走期に入ってしまい負のスパイラルから抜け出せずにいました。

(筆者は三代目ギタリスト、デイヴ・ナヴァロ在籍時のアルバム「one hot minute」も好きなんですけどね…)

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2度目の加入・そしてソロ活動へ

やはりこうなった時に解決できるのは、お互いだったのでしょう。

2年にも及ぶ苦しいリハビリの末、ドラッグを見事克服したジョンは、その話をききつけた彼の長年の親友であるフリーのバンドへの説得により、再びギタリストに迎え入れられるのでした!

 

そうすると、今までの低迷が嘘のようにレッチリは息を吹き返します。名作「Californication」をひっさげて伝説のフェスティバルの続編、ウッドストック1999に大トリとして出演、復活をアピールするのでした!

やはりこの4人は、なるべくしてなった運命の4人なのでしょうね!

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その後も「by the way」、「stadium arcadium」とヒットを連発していき、2009年に「自身の音楽を探求したい」との理由で、チリ・ペッパーズからの脱退を表明。円満に離脱した後は、充実したソロ活動を行っていました。

 

そんな彼でしたがついに!2019年12月に、レッド・ホット・チリ・ペッパーズに復帰することになりました!

またあのメンバーのレッチリを見れることが今から楽しみでなりません!

ジョンフルシアンテのここが凄い!

ジョンの凄みは、ファンキーなカッティングにあると思われます。特に単音カッティングの絶妙なリズム感、ミュート感で作られるリフは洋楽好きのギター弾きは誰もが真似っこしようとしたんじゃないでしょうか?

(※ただし、レッチリ加入まではファンク系のフレーズに疎かったようです。)

 

更に2度目の加入以降は、「枯れた音」と評される唯一無二のギターサウンドも手に入れました。

ボロボロになったストラトキャスターに一音一音魂をぶつけるようにして奏でるギターソロは、他の追随を許しません。

 

こうしたギターは、伝説のギタリストであるジミ・ヘンドリクスから影響を受けたとされており、フレーズの選び方やコード進行の随所にその影響が垣間見えます!

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またジョンはギターの他にも様々な楽器を演奏することが可能で、ソロアルバムはゲストミュージシャン以外ほぼ1人で仕上げてしまう程どれも卓越した技術の持ち主でした。

 

特にボーカルやコーラスは難解なリフを弾きながらでもこなせるようで、代表曲「snow(hey oh)」のサビではリフを弾きながら高音パートのコーラスをこなしております。


Red Hot Chili Peppers - Snow Hey Oh (Full HD 1080i)

 

決してメインボーカルを張れる声ではないのですが、何か心に刺さる歌声を披露してくれるジョンのボーカルは、非凡なものだと思います。

 

ジョンのプレイが光る名曲!

1.Can't Stop

ジョンのカッティングリフと言えばまずはこれ!フレーズ自体は難しくないのですが、独特なタイム感はやっぱりジョンにしか出せません!

また、リフ前にやるフリーやチャドとのインプロゼイジョンはアドリブのお手本になるようなプレイが多く、アドリブに困ったら聞いてみてはいかがでしょう?

 


Red Hot Chili Peppers - Can't Stop - Live at Slane Castle

 

2.Give It Away

ファンキーなジョンを聴きたいなら間違いなくこれ!喚き散らすようなリフに奇妙なバッキングを聞いた日には踊らずにはいられません!初期ジョンの最高傑作の一つなんじゃないでしょうか!

 


Red Hot Chili Peppers - Give It Away - Live at the BBC [HD]

 

3.Stone Cold Bush

サウンド自体は当時のプロデューサーによって「売れ線」のメタルサウンドにされてしまったものの、フレーズの凄まじさはやはり絶品!

加入当初の若さ溢れる荒々しいフレーズの一つ一つにこれから成功の片鱗が見えます。

再加入以降はやってくれないのが残念です…

 

 

4.Scar Tissue

「枯れた音」を奏でるジョンを聴きたい人におすすめ!リフの始まりから「枯れた音」が炸裂します。

 


R.H.C.P - Scar Tissue [Official Music Video / Full HD 1080p]

5.Dani California

レッチリ時代のジョン・フルシアンテの総集編のような曲です!

出だしから「枯れた音」で弾く単音カッティングのギターリフ、ワウを駆使した独特なタイム感のバッキング、これでもかと弾きまくるギターソロ。どれをとっても最高です!どれを聞くか迷ったらこれを聞いてみてはいかがでしょうか!


Red Hot Chili Peppers - Dani California (Video)

 

 

後個人的チョイスでこの曲をおすすめします。なんかギタリストが取るボーカルって好きなんですよね…


John Frusciante Tiny Dancer Pinkpop 1990

 

 

以上で終わります!こんな感じでギタリストの紹介をまたやっていこうと思うのでまた見てくださいね!