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ディスクレビューvol.16 ASIAN KUNG-FU GENERATION/サーフブンガクカマクラ

どうもこんにちは、カムラです!

ディスクレビューのコーナーです。

最近夏らしいアルバムを紹介してきていましたこのディスクレビュー!

今回はASIAN KUNG-FU GENERATIONの「サーフブンガクカマクラ」です!

 

前作のミニアルバム『未だ見ぬ明日に』から実に5ヶ月ぶり、フルアルバムとしては『ワールド ワールド ワールド』以来8ヶ月ぶりと発表期間が一年もしないうちにリリースされた作品です。

このように、一年の間にフルアルバムを2枚リリースするのはアジカン史上初めてのことでした。

アルバム収録曲のタイトル全てに江ノ島電鉄の駅名が冠され、一発録りでレコーディングされた『湘南シリーズ』の総集編である今作は果たしてどんな仕上がりになっているのでしょうか…?

次の章でレビューをしていきます!

 

ディスクレビュー

今回のアルバムを一言で言うと「アジカンの夏休み」です。

一般的にASIAN KUNG-FU GENERATION(以下アジカン)と言えば、「遥か彼方」や、「リライト」に代表されるシンプルで明るいギターロックを演奏するバンドだと認識されるケースが多いと思われます。

 

しかしながらアジカンは、アルバム「ファンクラブ」以降そうしたイメージを払拭するつもりか否か、ダークでシリアス、それでいて複雑な曲構成を重んじる方向性へと変わっていきました。(アジカンをアニソンで知った世代の人はこの頃のことを知らない人が多いかもしれません)

 

そんな流れを受けて制作された今作「サーフブンガクカマクラ」では、ここまでの作品と違ってシンプルで親しみやすいギター・ロックを徹底しております。

 

収録曲は江ノ島電鉄の駅をモチーフにした一発録音が中心の構成になっており、初期の頃のような荒削りながら生き生きとしたライブ感が伝わってくる内容に仕上がっています。

 

また、収録曲「由比ヶ浜カイト」のシングルバージョンで終わりにわずかに聞こえた笑い声や、当時のインタビューからもわかるように久しぶりにリラックスした状態で製作することができた作品になったようで、大ヒット以降ピリピリとしていたバンドの精神衛生の良化に功を奏したようです。

 

こうしたことから、今作は初期の作品にあったそうした要素を取り戻すことができたという点で、次回作「マジックディスク」以降の作品が作られていく上で無くてはならない作品になっていたのではないでしょうか?

夏休み気分を満喫したい邦ロック好きには是非聞いてみてほしいアルバムです!

 

 

カムラのオススメトラック

①藤沢ルーザー

今作のリード・トラック!

カラッと陽気なギターリフは正にアジカン!と言った感じ。

簡潔でキャッチー、そして勢いで突っ走るこの曲はオープニング曲のお手本のようです!


Asian Kung-Fu Generation - Fujisawa Loser

 

 

②江ノ島エスカー

筆者のイチ押し。

緩く心地よいメロディラインは夏場に浜辺で聴きたくなります。

ラスサビで転調するところが感性に刺さりまくる名曲です。

曲間に聞こえる喜多さんのエンゼルボイスのコーラスも聞きどころ!

 


江ノ島エスカー ASIAN KUNG-FU GENERATION

 

③稲村ヶ崎ジェーン

ちょっとコミカルで陽気な曲。

終始アップテンポで突っ走るは聞くものを自然と元気にさせてくれます!

伊地知さんのドラムと喜多さんのギターが絡み合うソロは絶品そのもの!

(余談ですが筆者はサザンの稲村ジェーンとごっちゃになってずっと稲村ジェーンだと思ってました…)

 


ASIAN_KUNG_FU_GENERATION_-_Inamuragasaki_Jane_稲村ヶ崎ジェーン.mp4

 

以上アルバムレビューでした!

次回!緊急告知!このアルバム、サーフブンガクカマクラの曲に沿って鎌倉・江ノ島を日帰りで旅行してみようと思いますので楽しみにしていてください!

それでは!

 

アルバム

ASIAN KUNG-FU GENERATION/サーフブンガクカマクラ

1.藤沢ルーザー
2.鵠沼サーフ
3.江ノ島エスカー
4.腰越クライベイビー
5.七里ヶ浜スカイウォーク
6.稲村ヶ崎ジェーン
7.極楽寺ハートブレイク
8.長谷サンズ
9.由比ヶ浜カイト
10.鎌倉グッドバイ

 

サーフ ブンガク カマクラ

サーフ ブンガク カマクラ