ディスクレビューvol.8 サザンオールスターズ「稲村ジェーン」
どうもこんばんは、カムラです。
またまたディスクレビューのコーナーです。
今回から2回は、夏の風物詩と言える日本のロックバンド「サザン・オールスターズ」のアルバムについてレビューしていけたらと思います。
今回紹介するのは、サザンオールスターズ&オールスターズの「稲村ジェーン」です!
サザンオールスターズの10枚目のアルバムにして同名映画「稲村ジェーン」のサウンドトラックです。
(正式にはサザン以外のミュージシャンも参加していますが、リマスターの際に公式にサザンのアルバムとされたので今回はそちらの定義に基づき記述します)
そんな今作を次の章でレビューをしていきます!
ディスクレビュー
さて、レビューをしていくのですが今回は他の作品と同様の評価をすることが難しくなってしまいます。
というのも今作、ボーカル兼ギターの桑田佳祐が監督した映画『稲村ジェーン』のサウンドトラックになっているからです。
サウンドトラックということもあって、作中のセリフや会話、スペイン語の歌詞やラテン調の曲、インストとこれまでのサザンでは考えられなかったような作品が多々見受けられました。
制作陣としてもアレンジャーとしてミスチルとの共作でお馴染み小林武史や、ギタリスト小倉博和といったメンバー外の人が参加しており正式な名義は「サザンオールスターズ&オールスターズ」であることからも異色の作品であることが窺えます。
しかしながら、「希望の轍」や「真夏の果実」と言った現在まで語られるサザンの代表曲を聴くことができることから、サザンの作品として大事なアルバムの一つであることは間違いないです!
カムラのオススメトラック
①希望の轍
サザンオールスターズでも人気曲の一つ。
茅ヶ崎線の発車メロディにもなったピアノで始まるイントロが特徴的。(これは普段キーボード担当の原坊ではなくプロデューサーのコバタケによる演奏だそうです。)
ライブでも頻繁に演奏され、観客のテンションをフルボルテージにすることでお馴染みですね!
サザンの中でもトップクラスの人気を誇る代表作の一つ。寄せては返す波のように緩急の効いた桑田佳祐のボーカルは胸が締め付けられるような切ない気持ちにさせてくれます。
③愛して愛して愛しちゃったのよ
キーボード原由子と稲村オーケストラによる一曲。
和田弘とマヒナスターズ&田代美代子のカバーで、トロピカルなスライドギターで奏でられるイントロが特徴的。キーボードの原坊のボーカルが色っぽく思わず聴き入ってしまう一曲です。
以上アルバムレビューでした!
次回も引き続きサザンオールスターズより「世に万葉の花が咲くなり」をレビュー予定です。
それでは!
アルバム
サザンオールスターズ&オールスターズ/稲村ジェーン
01.稲村ジェーン
02.希望の轍
03.忘れられたBig Wave
04.美しい砂のテーマ
05.LOVE POTION NO.9
06.真夏の果実
07.マンボ
08.東京サリーちゃん
09.マリエル
10.愛は花のように
11.愛して愛して愛しちゃったのよ(原由子&稲村オーケストラ名義)