ディスクレビューvol.18 ストレイテナー「COLD DISC」
どうもこんにちは、カムラです!
ディスクレビューのコーナーです。
今回は夏の終わりにピッタリなアルバム、ストレイテナーの「Cold Disc」です!
ストレイテナーが2016年に出した今作は、9thアルバムにして(筆者個人的に)史上最高傑作!
「冬の太陽」や「The World Record」と言った曲でテナーらしさを残しながら更なる可能性を模索した前作「Behind The Scene」から約2年。
メンバー自身も傑作と称した今作を、次の章でレビューをしていきます!
ディスクレビュー
今回のアルバムを一言で言うと「ストレイテナー4人時代の最高傑作」です!
ストレイテナーは、90年代の洋楽インディー・ロックから影響を受けた音楽が特徴となった3人時代から腕利きのリードギター・大山純(ex.ART-SCHOOL)の加入によってより際限なく自身らの世界を構築することが可能になり、真にストレイテナーらしい音楽を模索してきました。
そんな中で今作はストレイテナーがついに「ストレイテナーらしさ」を見つけ、それをよりポップに昇華した音楽を聞くことができます!
動き回るベースラインと煌びやかなギターサウンドが特徴の一曲目「原色」から早速その真価が発揮されています!
そして続く今作のキー曲「シーグラス」はバンドの持ち味が存分に発揮された名曲中の名曲になっています!(後述)
その他にも洋楽の影響をモロに受けていた初期の頃を彷彿とさせる「Dark City」や「Goodnight,Liar Bird」から「DAY TO DAY」、「Alternative Dancer」といった踊れるアップテンポ曲、更には「NO 〜命の跡に咲いた花〜」や「覚星」のような聞かせる曲まで全ての曲の完成度が抜群なものになっており、キャリアを通しても随一の出来になっています。
以上のことから、3人時代の名作「Dear Deadman」に次ぐ
ストレイテナーの世界観を存分に堪能できる傑作になっているので、ストレイテナーを知ってる人も知らない人も是非一度は聞いてほしい作品になっています!
カムラのオススメトラック
①原色
映画の主題歌にタイアップされたこの曲は幻想的なメロディと強力なビートが共存した仕上がりになっています。
以前までの作品では時折いき過ぎてしまうこともあった(だが、それが良い!)ベースひなっちのエフェクトてんこ盛りのベースが落ち着き(?)を見せ、「必要なところに必要なだけ最高のエフェクト、フレーズをかける」ことに成功していることもこの曲を名作たらしめていると思いますので是非試聴してみてください!
②シーグラス
今作で最も「今のストレイテナー」の旨味をこれでもかと詰め込んだ名曲中の名曲。
ボーカル・ホリエアツシの歌から始まり、シンプルながらパワフルなドラムとベースのスラップが海辺を連想させる綺麗な音楽に心地よいアクセントをつけております。
それに加えて、OJの寄せては返す波のようにコロコロと表情を変えていくギターはこの4人だからこそ出せるサウンドなのだと思います。
③alternative dancer
ストレイテナー「Alternative Dancer」from Blu-ray/DVD「Step Into My World TOUR 2016」
ストレイテナーでも屈指のダンスナンバー。
ストレイテナーのダンスナンバーというと「killer tune」を連想される方は多いと思いますが、あちらが「激しく躍り狂える曲」であるのに対して、こちらは「お洒落に酔いしれる曲」と言えるでしょう。
以上アルバムレビューでした!
次回もまた夏らしいアルバムをレビューできたらと思います!
それでは!
ストレイテナー/COLD DISC
1.原色
2.シーグラス
3.Curtain Falls
4.Alternative Dancer
5.Dark City
6.DAY TO DAY
7.No〜命の跡に咲いた花〜
8.The Plase Has No Name
9.Goodnight Liar Bird
10.Forse
11.覚星