グレタ・ヴァン・フリートは現代のツェッペリンなのか
どうもこんにちは、かむらです。
最近洋楽を掘り下げたくて久々に最近のバンドを調べてました!
すると…
「現代のツェッペリン、グレタ・ヴァン・フリート」というものが見つかりました。
筆者は元々洋楽畑、特にブルースロック〜ハードロックが好きだったので聞かずにはいられませんでした!
・グレタ・ヴァン・フリートとは?
グレタ・ヴァン・フリートは、2012年にアメリカで結成されたジョシュ、ジェイク、サムのキスカ兄弟と、幼馴染のダニー・ワグナーの4人からなるロックバンド。2017年3月にラヴァ・レコーズと契約し、初のEPである『ブラック・スモーク・ライジング』 をリリースすると、デビューシングルである"Highway Tune"は、2017年9月にアメリカのビルボードチャートで4週連続1位を果たした。
更に、2018年10月19日に最初のスタジオフルアルバム『アンセム・オブ・ザ・ピースフル・アーミー』 (Anthem of the Peaceful Army)を発表し、ビルボードのロックアルバムチャートで初週1位を獲得するなど、現在最もホットなバンドの1つである。
早速、1st EPを聞いてびっくり、「すげえやこれ、レッドz」
まで言いかけてやめた。流石に何でもかんでも似てるという言葉で片付けたくない。そしたら記事を書いてる意味もそもそもなくなる。
でも確かに似ている、ではどんなところがそう思わせたのだろうか。気になって調べてみることにしました。
・似ていると思われた点
まず、ボーカルであるジョシュ・キスカのハイトーンボイスの出し方がレッド・ツェッペリンのボーカル、ロバート・プラントのそれに似ているためその印象を強く与える原因の1つになったと考えられます。
ジョシュとロバート
次に、「Safari Song」や、「The Cold Wind」に見受けられるギターのフレージングが挙げられます。
しかしこれはギター担当のジェイク・キスカがギターを手に入れて間もなく、父から課題として60〜70'sのギターフレーズを叩き込まれた事に起因していると考えられます。これによって当時のブルース・ロックのフレージングが身体に染み付き、このようなフレージングが自然にできるようになったと考えられます。
ジェイクとジミー、コピーしたとされるクリーム
追記:更にそれだけではなく、ベースのサムはモータウンのセッションベーシストなどの黒人ベーシストに影響を受けているとされており、これはツェッペリンのベーシストであるジョンジーの黒人音楽趣味に共通するところもあるようです。
・グレタ・ヴァン・フリートらしさとは
ここまで共通点を書いたきたが、筆者が感じたグレタ・ヴァン・フリートらしさとは何かを記述していきます。例えば「A Change Is Gonna Come」に見られるようなコーラスワーク。ツェッペリンもコーラスはありましたが、ここまで厚く美しく重ねることはしなかったと思います。
次に、「Age Of Man」に見られるようなよりスローで、壮大な楽曲も特徴の1つだと思います。
こうした曲の特徴から、レッドツェッペリンよりクリアな音楽に近いのがグレタ・ヴァン・フリートの本当の姿なのではないかと考えます。
何より、こうしたハイクオリティな演奏を成し得ることができたのも、バンドがやっているハードワークとも言える大量のライブの賜物だと思われ、これこそがこのバンドらしさの1つであると考えます。
筆者個人のイメージとしては、工業地帯をバイクで走っているイメージがツェッペリン、西部劇に出てきそうな荒野を馬車で進んでいるイメージがグレタ・ヴァン・フリートと言った感じでしょうか。
・結論
筆者はこのEDMやヒップホップが主流の時代に、再びロックとはなんたるかを体現し、我々のハートに火を灯してくれるバンドであると考えます。
弾ける若さと溢れる熱量で今後も名作を作っていってくれることを期待しております。(というか来日公演までに知っときたかった…)
後、最後に某眉毛兄弟のように、喧嘩別れとかしないでほしいなと新規ファンとしては思うのでした…(インタビューで兄弟仲がいいと書いてあったので心配無用かもしれないですが)
某兄弟
こんな感じでたまにアーティスト紹介なんかをしていけたらなと思ってます。それでは。