しまなみ海道サイクリング旅〜1日目〜
どうもこんばんは、カムラです。
凸凹旅行記シリーズ第二弾!今回は2泊3日でしまなみ海道にサイクリング旅行をします!
今回の旅程・本日の予定
今回の旅程は、東京→東福山→尾道→向島→因島→生口島→大三島→伯方島→大島→今治→松山→神戸を予定しております。
1日目の今日は、夜行バスで東福山に降り立ち、電車で尾道に行ってレンタサイクルを借り、向島→生口島→大三島で宿泊と言った感じです。
しまなみ海道って?
さてさて目的地のしまなみ海道はどんな所なのか、最初に軽く説明させてもらいます。
しまなみ海道とは、広島県尾道市と愛媛県今治市の間を瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の島々と橋で繋いだ全長約70kmのサイクリングロードのことです!
しまなみ海道付近の芸予諸島では、瀬戸内海特有の温暖で少雨の気候をいかした、みかんなどの柑橘類中心の農業、造船業などが盛んです。
また、島々の随所に見られる歴史建造物や、美しい多島景観を活かした観光産業も積極的に行われているので、体力が有ればそちらも書けたらと思っています!
広島観光ナビ( https://www.hiroshima-kankou.com/より)
旅の始まりは夜明けと共に
さてさて、いよいよ旅のはじまりはじまり。
一日目のスタート地点は…ココ!
兵庫県三木市のパーキングエリアです!…て言われても何がなんだかなので説明すると、昨日から夜行バスに乗ってました!夜中の休憩時間に寄ったのがこの三木パーキングエリアということです。
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起きたのは朝の4時。まだまだ辺りは真っ暗です…
広島到着・目指せ尾道…
夜行バスにもう少し詰められること6時間。東福山に到着。昼までにはレンタサイクルを回収するため、後ろ髪を引かれる思いで後にします…
ちょっと一息、尾道で文学の旅
急いだ甲斐もあってお昼前には尾道に到着。予約したいた自転車を無事回収する事ができました!
今回お世話になった自転車
今度は逆に時間が余ったので、尾道を少し散歩してみることに。
尾道は明治から昭和にかけて活躍した文豪たちが住んでいたことで有名で、文豪たちの住居を改装した文学の道と呼ばれる観光スポットが存在しています。時間がなかったのでその中でも最も有名な名文豪・志賀直哉にゆかりのある場所に行きました!
人を避けるように入り組んだ細い道を抜けると、志賀直哉の住居跡につきます。書斎から見える尾道の景色は見事で、落ち着いた空気とこの景色が傑作・暗夜行路を産んだのかなと勝手に納得してしまいました。
ちなみに、暗夜行路を記念した石碑があるので文学好きの方は要チェックです!
サイクリングロードに乗る前に
長らくお待たせしました!ようやくサイクリングの旅が始まります!
尾道から一つ目の島の向島までは、「日本一短い船旅」と呼ばれるフェリーに乗らなければならないので時刻表を前もって確認した上でスケジュールを立てる事をおすすめします!
しまなみ海道は基本的に平地が多く、更に自転車用に舗装されたブルーラインと呼ばれる道があり、道に迷わずサイクリングすることができて快適です!
ブルーラインはこんな感じ
しかし、2点!どうしても忘れてはいけない注意事項があるので気をつけてください!
1.マウンテンバイクの調整
レンタサイクルを借りると忘れてしまいがちなのがマウンテンバイクの調整です。元来マウンテンバイクはサドルが競技用に特殊な構造になってて、普通の自転車を想像してると下半身を痛めます。
回避する方法としては、サドルの高さを調整することと、サドルを出発前に替えてもらうことがあります。
(どちらもやってなかったので筆者は数日身体を痛めっぱなしでした涙)
2.橋の前にある坂がキツい!
さて、マウンテンバイクの調整が済んだら、今度こそ快適なサイクリング旅…なのですが、最大にして避けられない関門があります。それが、島と島を結ぶ橋に登るための坂道です。
この坂道は勾配が比較的高く、長い道のりが続くので覚悟が必要です。ここに体力がある状態で行くためにも、自転車のメンテナンスはしっかりしておきましょう!
橋の断面図(http://www.cyclonoie.com/より)
この後何度も見ることになる苦難の坂道
苦難の連続!炎のサイクリングロード
まず向島→因島。70kmちょっとの旅の中でも比較的走りやすい道の連続でした!尾道と近いことから本土と景色もあまり変わらず、サイクリングに慣れることと、景色を楽しむことの両方ができて良かったです。
個人的には泊まった島以外では1番好きな島だったかもしれません。
また、向島と因島を結ぶ因島大橋は他の橋と構造が違って自動車道の下を走る事になるので、レアな景色を見ることができるのでイチ押しです!
続いて、因島→生口島。因島には、「はっさく屋のはっさく大福」と呼ばれる名物スイーツがあります。この旅行中でも1番のスイーツスポットだったのでなんとしても行きたかったのですが…
閉館中!!!
どうして筆者の旅は致命的なアクシデントが起こるのでしょうか…
こうなる事もあるので、はっさく大福を食べにしまなみ海道に行く人は、8月や9月の終わり頃に行きましょう…
予想外の閉館にへたり込んでしまいました…
ちなみに、開館している時に行けるとこんなに美味しそうなはっさく饅頭を食べることができます!
失意の中ひたすら自転車を漕いで行くと、忘れていた身体の痛みが
そんな痛みを吹き飛ばしてくれたのが道沿いにあったイタリアン料理店のアンパッソです!
地元のレモンを使ったクリームをソースにしたパスタや、柑橘系のフレーバーのアイスクリームが絶品でした!限定メニューはもちろんのこと、和風パスタやペペロンチーノなどの基本メニューもしつこ過ぎない味付けでまた食べに来たいと心から思いました。
近くに料理店もなかったので、因島でお昼に困ったら是非行ってみてください!
筆者が食べたきのこの和風パスタ
この頃にはスタミナの限界との戦いになってきますが、もう一踏ん張り進むと本日2度目のスイーツスポット。しまなみドルチェの瀬戸田本店が見えてきます!
しまなみドルチェはその名の通り、しまなみ海道で特産品になってるスイーツです。
海道中に7店舗ありますが、それぞれ少しずつメニューが違うみたいですので、サイクリングしながら全制覇してみるのも面白そうですね!
おすすめのフレーバーは、写真右側の伯方の塩味!ジェラートの優しい甘みの後にくる塩の爽やかさは癖になる味わいです!
あまりの美味しさでまったりし過ぎて、傾く陽に追われるように死に物狂いで走ることになりましたが、こうして辿り着いた、橋の麓にあるサンセットビーチの夕暮れは筆舌に尽くしがたい感慨深さを感じました…
そしてようやく最後の橋、多々羅大橋。
この多々羅大橋は広島と愛媛の県境に架かる橋で、ちょうど真ん中辺りにこのような標識があります。結構サイクリング客の人に人気撮影スポットになってるみたいなので必見ですよ〜。
筆者はサイクリングでの長旅ははじめてだったのでこの写真を撮ってすぐ転んで怪我をしてしまいました…慣れないことはするもんじゃないですね、とほほ…
今日のお宿
ほうほうのていでようやく本日の目的地、民宿なぎさにつきました…
民宿なぎさはしまなみ海道の大三島にある民宿です。しまなみ海道の中心点ということで人気が観光客からサイクリング客の人達にも人気の旅館となっていました!(取ってくれた友人に感謝)
部屋の大きさとしては様々でしたが、今回泊まった1番オーソドックスな部屋は、4人で使うのにちょうどいい程度の広さでした。
何より、気さくな女将が出してくれるごはんが美味しかったです!
これまで民宿にいくつか泊まってきた筆者ですが、サイクリングの達成感も相まってめちゃくちゃ美味しかったです!
夕食の懐石料理
実際使ってる図
以上初日の記録でした。明日も目一杯走るぞ〜!
それでは!
おやすみソング