イタリア旅行珍道中〜1日目〜
どうもこんにちは、カムラです。
今日からなんとイタリアに旅行に行きます!!
こんな経験滅多にできないと思うので、ちゃんと記録につけて行こうと思います。
個人的には、大好きな漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の舞台となった場所なのでそちらの聖地巡りもできたらなと楽しみにしてます。
ジョジョの奇妙な冒険第5部の舞台だったりします。
まず1日目…と言いたいところなのですが、1日目は空港で集合して、フライトするだけなのでした。
はじめての羽田空港の国際線
東京の国際線に乗るのははじめてだったのですが、関西の空港と比べて食事場所や買い物施設が充実しているような気がしました。特に、吉野家がカフェ感覚で使えるようになっているところに外人さんだったら珍しさもあって飛びつくんじゃないかなあなんて思いました。
そんなこんなで話していたらもうすぐフライトです。
それでは!
カムラ
イタリア旅行事前会議
どうもこんにちは、カムラです。
先程まで、12月に卒業旅行で行くイタリアの事前会議をしてきました!
イタリアの事をあまり知らなかった筆者ですが、1週間あっても回り切れないくらい名所名所、名所の連続だと言うことがわかって今からとても楽しみです。
今回僕たちの一団は、ローマ→フィレンツェ→ヴェネツィアに行きます!
ローマと言えば、僕の大好きなジョジョの奇妙な冒険の物語の舞台なので、ジョジョ立ちをどれだけ多くやれるか挑戦してみようかなと思います!
、
こんな感じのポーズ
また、ヴェネツィアも同様にワンピースのウォーター・セブンの元ネタになった場所ということで聖地巡りもできるように今のうちからカメラの練習しとこうと思います。📷
それでは!
ディスクレビューvol.41 whitesnake 「Come an' Get It」
どうもこんばんは、カムラです!
ディスクレビューのコーナーです!
今月はHM/HR月間、ということでまたまたロックなアルバムを紹介していきたいと思います。
二作品目となるのは、1981年発売のホワイトスネイクのアルバム「Come an' Get It」をレビューしていきます!
ホワイトスネイク史上初めて全英チャートトップ10入りを果たした「Fool for Your Loving」から早一年で発表されたアルバム。前作からより深みの増した今作を次の章でレビューをしていきます!
ディスクレビュー
今回のアルバムを一言で言うと「純粋なブルース・ロック期ホワイトスネイクの集大成」です。
ブルースロック期のホワイトスネイクと言えば、日本では前作「Fool for Your Loving」を指すことが多いようですが、今作もれっきとしたブルースロック時代を代表するアルバムですし、バンドメンバーの持つポップな要素がうまく昇華されてより深化したアルバムと言っていいでしょう。
全体を通してより緻密で、より洗練されたアレンジが施されており、充実した内容はホワイトスネイクを通しても高水準の完成度を誇っており、アルバム通して聞いていても聞き疲れを感じさせません。
これ以降ホワイトスネイクはよりハードロック化してアメリカ市場を意識した作風へとシフトチェンジしていくことになるのですが、そちらで見られるアメリカンな骨太要素の片鱗が既にこのアルバムで聞くことができます。
惜しむらくは、前作のようにこれぞ代表曲!と言えるインパクト大な曲が相対的に少なかったせいで中々人に勧めにくい為中々自分1人では良さに気づくのに時間がかかってしまうことです。
早速アルバムを聞き始めると、一曲目の「Fool for Your Loving」からを聞いてみるとその違いがわかるはず!
イントロからこれぞ彼の音だ!と思わせるジョン・ロードのオルガンが炸裂して幕を開けるこの曲は、当時ドラマーだったイアンペイスが作り出すタイトでスウィング溢れるドラムセクションと、それに重なるように唸り鳴り響くニール・マーレイのベースで極上のリズムが生み出されています!
続く「Ready an' Willing」や「Blindman」と言った曲でもデイヴィッドが本来持っている渋さと大人の色香の漂う音楽が堪能できました!
また、この頃のホワイトスネイクは既にツインリードギター制を採用しているのですが、前回(リッチー・ブラックモア)の反省からか、いずれもブルースを基調としてバンドサウンドの和を重んじるようなクールでいぶし銀な演奏を聞かせてくれるギタリストでした!
とにかく、このアルバムはホワイトスネイクやブルースロックを聞いたことがある人からない人まで、満足して聞くことができる作品になっていますので、最近ブルースロック期のホワイトスネイクに少し興味はあるけど聞いたことがなくて、どれから入ればいいかわからない…という人は是非聞いてみてください!
カムラのオススメトラック
①Come an' Get It
今作のリード・トラック。
ブルースを基盤にしつつも、よりポップでとっつき易い内容になっておりアルバムのつかみとしてはバッチリな仕上がりになっています!
②Don't Break My Heart Again
Whitesnake - Don't Break My Heart Again (Official Music Video)
ブルースロック期のホワイトスネイクの代表曲の一つで、曲の初めから聞こえるニール・マーレイのベースがボトムに響く逸品です。
タイプ的には前作の「Fool for Your Loving」に似ていますが、個人的にはこちらの方がよりリズム隊がドスが効いてて好みだったりします。
またこの曲では、このアルバムを実質最後にホワイトスネイクを脱退してしまうリードギタリスト・バーニー・マースデンが残した魂のギターソロを聞くことができます!
(追記:バーニーは次回作「Saints an' Sinners」の製作時点まではホワイトスネイクに在籍していたものの、リリース時点では解雇されていたため、表立たない活動としては次回で最後だったようです…)
以上アルバムレビューでした!
次回もWhitesnakeのアルバムをレビュー予定です!
それでは!
アルバム
Whitesnake「Come an' Get It」
1. Come an' Get It
2. Hot Stuff
3. Don't Break My Heart Again
4. Lonely Days, Lonely Nights
5. Wine, Women an' Song
6. Child of Babylon
7. Would I Lie to You
8. Girl
9. Hit an' Run
10.Till the Day I Die
ディスクレビューvol.40 Whitesnake 「Ready an' Willing」
どうもこんばんは、カムラです!
ディスクレビューのコーナーです!
今月はHM/HR月間!筆者おすすめのロックバンドを紹介していきたいと思います!
第一弾は1970年代〜90年代にかけて世界規模で大活躍したロックバンド、whitesnakeのディスクレビューです!
中でも今回紹介するのは、1980年発売のホワイトスネイクを躍進させたアルバム「Ready an' Willing」をレビューしていきます!
ホワイトスネイク史上初めて全英チャートトップ10入りを果たした記念すべきアルバム!
と言わしめた今作は果たしてどんな仕上がりになっているのでしょうか…?
次の章でレビューをしていきます!
ディスクレビュー
今回のアルバムを一言で言うと「ブルース・ロック期ホワイトスネイクの入門編」です。
一般的にホワイトスネイクと言えば、歪んだツインギターとボーカルが印象的なメタルバンドというイメージを持たれる人が多いと思います。
しかし、実はホワイトスネイクは結成当初から80年代前半まではブルース・ロックを演奏するバンドだったのです。
作品が進んでいくごとに徐々にハードロック、ヘヴィメタルへと方向性が変わっていくのですが、この段階ではそうしたイメージとは別物の、ムーディで大人なデイヴィッドを堪能することができる作品になっております。
早速アルバムを聞き始めると、一曲目の「Fool for Your Loving」からを聞いてみるとその違いがわかるはず!
イントロからこれぞ彼の音だ!と思わせるジョン・ロードのオルガンが炸裂して幕を開けるこの曲は、当時ドラマーだったイアンペイスが作り出すタイトでスウィング溢れるドラムセクションと、それに重なるように唸り鳴り響くニール・マーレイのベースで極上のリズムが生み出されています!
続く「Ready an' Willing」や「Blindman」と言った曲でもデイヴィッドが本来持っている渋さと大人の色香の漂う音楽が堪能できました!
また、この頃のホワイトスネイクは既にツインリードギター制を採用しているのですが、前回(リッチー・ブラックモア)の反省からか、いずれもブルースを基調としてバンドサウンドの和を重んじるようなクールでいぶし銀な演奏を聞かせてくれるギタリストでした!
これが地味だとか目立たないだとか言うつもりはもちろんなく、スライドギターを必殺技にしたミッキー・ムーディは作曲面でデイヴィッドを支え、ブルースロック期のホワイトスネイクの屋台骨を支えてくれましたし、UFOのリードギターの座をマイケル・シェンカーと争ったバーニー・マースデンは泣きのギターでサウンドに彩りを与えてくれました!
バーニー・マースデン(左)とミッキー・ムーディ(右)
余談になってしまいますが、デイヴィッドはこうしたタイプのギタリストと組んでる時の方が素材の良さを出すことができるのではないかと思いますね…
とにかく、このアルバムはホワイトスネイクやブルースロックを聞いたことがある人からない人まで、満足して聞くことができる作品になっていますので、最近ブルースロック期のホワイトスネイクに少し興味はあるけど聞いたことがなくて、どれから入ればいいかわからない…という人は是非聞いてみてください!
カムラのオススメトラック
①Fool for Your Loving
キーボードの雄、ジョン・ロードの独特なオルガンの音で始まる曲。
ニール・マーレイとイアン・ペイスの鉄壁のリズム隊の刻むビートは、これぞブルースロック期のホワイトスネイクと言った感じです。
Whitesnake - Fool for Your Loving (Official Music Video)
※後にこの曲がメタルアレンジされて再びリリースされるのですがそちらともぜひ聴き比べてみてください!
Whitesnake - Fool for Your Loving (Official Music Video)
②Ready an' Willing
ブルースロック期のホワイトスネイクでもちょっと隠れた名曲。
タイトルトラックという事もあって開幕一番に聞こえるエッジの効いたギターリフは静かながら職人芸の気概を感じさせるものになっています。
本家では長らくリフやサビを延長して客を煽るようなパフォーマンスがされておりライブの始まりを告げるのに持ってこいの曲です!
(97年頃のツアーバージョンもメタル期を経て本当の意味で大人になったデイヴィッドを観ることができるので結構おすすめですよ!)
Whitesnake - Ready An' Willing (Live In Moscow 1997) [Pro-Shot] [HQ]
以上アルバムレビューでした!
次回もWhitesnakeのアルバムをレビュー予定です!
それでは!
アルバム
Whitesnake「Ready an' Willing」
1.Fool for Your Loving
2.Ready an' Willing
3.Carry Your Load
4.Blindman
5.Ain't Gonna Cry No More
6.Love Man
7.Black and Blue
8.She's a Woman
[楽器コラム]ブラッキーとブラウニー[エリック・クラプトンの愛した名ギター達]
どうもこんにちは、カムラです。
久々の楽器コラムのコーナー!
今回の題材は名ギタリスト、エリック・クラプトンが愛したギター達「ブラッキーとブラウニー」についてです!
エリック・クラプトンって?
エリック・クラプトンはイギリス出身のギタリストです。
代表作に「Layla」や「Tears in Heaven」を持ち、世界三大ギタリストと評された名プレイヤーです。
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エリック・クラプトンとストラトキャスター
そんなエリック・クラプトンの愛器といえばフェンダーのストラトキャスターです。
エリックは1967年頃、はじめてストラトキャスターを手にしました。
当時はクリームと言う3ピースバンドで活動しており、3ピースというバンド編成と、ストラトキャスターの特性上演奏に不向きだった為メインギターとはなりませんでした。
しかしクリーム解散後結成したスーパーバンド、ブラインド・フェイス時代に転機が訪れます。
バンドメイトであったスティーヴ・ウィンウッドのメインギターに影響を受けて、再びストラトキャスターを手に取るようになったのでした。
クラプトンとスティーヴ・ウィンウッド
ブラウニー
以上のような出来事があった後、クラプトンはまたまたバンドを解散し、アメリカ南部の夫婦デュオ、デラニー&ボニーのツアーに同行します。
彼らとの交流の中で、ブルース・ロックに影響を受けたクラプトンは彼らと共にソロアルバム、更にはデレク・アンド・ザ・ドミノスを結成して彼のキャリアでも最高傑作の一つと名高い「Layla」を発表します。
この時に活躍したギターが前述の2トーン・サンバーストのストラトキャスター、通称ブラウニーです。
ブラウニーは主に1970年代初頭からメインギターとして使用され、ライブやレコーディングで使用されておりました。
しかし、後述のブラッキーが完成した頃からメインギターの座を譲り、使用される頻度は少なくなっていきました!
エリック・クラプトンとブラウニー
ブラッキー
ブラウニーが活躍していたのと同じ頃、クラプトンはナッシュビルにある楽器店で6本のヴィンテージ・ストラトキャスターを購入しました。
(当時のストラトキャスターはジャズマスターやジャガーの台頭によって製造中止が検討されるほど人気の落ち目で、この時は一本100ドルで購入できたらしいです)
元々、クラプトンはライブ中にギターを壊すことでお馴染みだった友人のジミ・ヘンドリクスにプレゼントするつもりだったのですが亡くなったせいでその話は果たせなくなりました。
こうして手にしたストラトキャスター6本のうち3本をジョージ・ハリスン、ピート・タウンゼント、スティーヴ・ウィンウッドに譲り、残された3本を分解して最良のパーツを選び出して組み上げられたのがこのブラッキーです。
この名前の由来は、ボディパーツに使ったギターのフィニッシュがブラックだったからです。
このギターが初めて演奏されたのは復帰戦となった1973年のライブで、その様子はアルバム『エリック・クラプトン・レインボー・コンサート』に残されています。
このライブ以降クラプトンはライブだけでなくレコーディングでも弾き続けて、ヒット作を多数残します。
こうして活躍してきたブラッキーでしたが、1985年に行われたライブを最後にボディーの劣化で引退することになりました。
毎日好んで弾き続けていたせいで、交換の難しいボディーやネックの木材が摩耗してしまい、修正が不能となったことが引退に至った理由とされています。
クラプトンとストラトのその後
ブラッキーとブラウニーが引退して以降もクラプトンはストラトキャスターを愛用していきます。
特にフェンダーUSAが提供したギターのブラッキーの後継機、「Heir to Blackie」は有名で、レースセンサーPUと呼ばれる特殊なピックアップや、ミッドブーストと呼ばれる中域をブーストして音を太くする機能を搭載しており、1990年〜1993年の間活躍しました。
今でも多くのクラプトンシグネイチャーモデルの原型にもなっています。
以上で久々の楽器コラム終わりです。
時々こんな感じで書いていければと思いますので楽しみにしていて欲しいです!
それでは!
[まとめ記事]日帰り旅行記集
[名ギタリスト紹介]エリック・クラプトン[哀愁のスローハンド]
どうもこんにちは!カムラです!
今回の名ギタリスト紹介は、前回に引き続き初代三大ギタリストの紹介をしたいと思います!
今回紹介するのは、「スローハンド」として知られるこの男!
エリック・クラプトンについてです!
エリック・クラプトンとは?
エリック・クラプトンは、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジらと共に「三大ギタリスト」と称されたギタリストで、これまでThe YardbirdsやCream、ソロと長年に渡って活躍してきた人です。
生い立ち
1945年3月30日、イギリス生まれのギタリストです。
10代になると、マディ・ウォーターズやロバート・ジョンソンといった名ブルース・プレイヤーを聞くようになり、ブルースにのめりこみます。10代後半の頃には、ルースターズらいくつかのバンドでの活動を経験するようになり、その後、初代ギターの脱退したヤードバーズに迎え入れられます。このヤードバーズというバンドは、既にロンドンのクラブで高い評価を得ていたバンドでクラプトンの加入と共に更に力を増していきます。
ヤードバーズ時代のクラプトン(左から2人目)
ヤードバーズでのプレイが認められ、一躍憧れのギターヒーローとして注目されるようになったクラプトンでしたが、ポップ路線に変更したバンドメンバーと衝突するようになり、1965年にバンドを去ることになりました。
この時の後任が後に「三大ギタリスト」として並び称されるジェフ・ベック、ジミー・ペイジです。
ヤードバーズを脱退したクラプトンはよりブルースを探求する為に、ジョン・メイオール・ブルースブレイカーズに参加。往年のブルース・プレイヤーたちの曲を盛んに演奏しました。
この頃のクラプトンは神がかりとすら思えるレベルのギタープレイを行なっていたことからロンドン中で「CLAPTON IS GOD(クラプトンは神だ)」の落書きが現れるほど神格化されるようになりました。
その後、ジャック・ブルースやジンジャー・ベイカーらと「クリーム」を結成。
各々のアドリブとアドリブをぶつけ合うような凄まじい演奏で人気をより強固なものにしましたが、メンバーの人間関係の悪化により、解散。
スティーブ・ウィンウッドらとブラインド・フェイスを結成するも長続きせず、薬と酒浸りに手を染めてしまいます。
こうした流れを断ち切ろうと、クラプトンは新天地を求めてアメリカに渡り、デレク・アンド・ザ・ドミノスを結成。デュアン・オールマンをゲストに迎えた名曲「愛しのレイラ」を大ヒットさせます。
しかしここでもバンドは長続きせず、とうとう隠遁生活を始めてしまうのでした。
そんなクラプトンを救う為、友人達が動き出します。ピート・タウンゼントらの働きかけでライブ活動に復帰すると、薬と酒を克服し、1974年発表の『461 Ocean Boulevard』でシーンに復帰します。
その後しばらくは順調な活動をしていたクラプトンでしたが、そんな彼をまたもや悲劇が襲います。
最愛の息子との突然の別れという悲しみを乗り越え、息子への鎮魂歌として「Tears In Heaven」を作ると、世界的に大ヒット。
これ以降はアンプラグドと呼ばれるアコースティックセットでの演奏で新境地を開くと共に幅広いファン層を獲得し、「チェンジ・ザ・ワールド」などヒットにも恵まれました。
以降のクラプトンはB.B.キングら尊敬するブルースマンや再結成したクリームで活動する一方でドラッグ更生診療所「クロスロードセンター」への資金捻出のために資金集めを目的としたチャリティ・コンサートの「クロスロードフェスティバル」の開催やオークションへのギター出品など慈善活動にも力を入れております。
近年では、長年の活動が認められ、2015年に『ブルースの殿堂』入りを果たした他、エドシーランら数々のプレイヤーたちと共演しています。
エリック・クラプトンの使用ギター
そんなエリック・クラプトンの、使用機材を紹介していきます!
エレキギター
Fender Telecaster
(ブラインドフェイス時代のテレキャスター)
エリック・クラプトンと言えばフェンダー・ストラトキャスターを使用しているイメージの人が多そうですが、最初に表舞台で弾いていたギターは実はフェンダー・テレキャスターなのです。
ヤードバーズのメンバーとしてデビューした当時のクラプトンはオレンジがかったテレキャスターを愛用していたようです。
ヤードバーズ脱退後も、ストラトキャスターのネックを打ち込んだ特殊なテレキャスターをスティーヴ・ウィンウッドらとのブラインド・フェイスで使用したり、ソロ活動でテレキャスターを使用していたりと日陰者ながらクラプトン作品を支えて続けていました。
テレキャスター時代のクラプトン
Gibson Les Paul Standard
次にクラプトンが使用したギターはギブソン・レスポールです!
レスポールは、ヤードバーズを脱退した後、ブルースブレイカーズやクリームの頃にクラプトンが使用していました。
ストラトキャスター使用以前のクラプトンの特徴だった、トーンを絞ってマーシャルのアンプで歪ませて作る「ウーマントーン」と呼ばれるサウンドはこのレスポール時代に確立されたとされています。
ちなみにこの「ウーマントーン」は、その甘く暖かい音の作りが女性の声のように感じられたからそう名付けられました!
その後、1968年頃友人である当時ビートルズだったジョージ・ハリスンに譲られることになります。
この時、赤色のペイントが施されていたことからコメディアンのルシル・ポールにちなんで「ルーシー」と名付けられました。
ちなみに、同年発表のThe Beatles「White Album」の楽曲「While My Guitar Gently Weeps」で客演したクラプトンが魅せたギターソロはこのギターを使って1テイクで録られたものだそうです!
レスポール時代のクラプトン
Gibson SG
クリーム初期のメインギターとして最も有名なのがこのギブソンSGでしょう。
このギターは、クラプトンがクリームに在籍していた1967年頃に入手したギターで、「ザ・フール」と呼ばれる芸術集団によってサイケデリックなペイントが施されました。
ペイントの通り、「カラフル・クリーム」などのサイケデリック期を代表する作品やライブで大活躍しました。
SGを弾くクラプトン
Gibson ES-335
クリーム後期のメインギターとして活躍したギターです。
このギターの購入自体は1964年、クラプトンがまだヤードバーズに在籍していた頃にされていました。
ギブソンのESシリーズと言えば、B.B.キングやチャックベリーなど、ロックンロールやブルースの第一線で活躍していた人達に好んで使用されたギターです。
クラプトンも同様にサイケデリック・ロックから原点回帰したブルース・ロックを演奏する時に演奏しており、「crossroad」などで名演を行いました。
また、クリーム解散後も時折使用している姿が見られていることから「影のメインギター」として隠れた人気を誇っていたようです。
ES-335を弾くクラプトン(ロックンロール・サーカス限定バンド、ダーティ・マックにて)
Fender Stratcaster
バンドよろしく渡り鳥のようにギターを替えてきたクラプトンでしたが、最終的にたどり着いたのがフェンダー・ストラトキャスターでした。
1960年代後半に初めてこのギターを手に入れたクラプトンは、1970年頃からの活動で本格的に使用するようになります。
1970年に発表されたデレク・アンド・ザ・ドミノスやソロアルバムで、2トーン・サン・バーストのストラトキャスター(通称ブラウニー)を使用すると「いとしのレイラ」といったヒット曲を出しました。
ソロアルバムのジャケット。足元にあるのがブラウニー
その後は、ブラッキーと呼ばれる数本のギターの良いパーツを繋ぎ合わせて作られた黒いストラトキャスターをメインギターとして、ピックアップやパーツを取り換えながら長年使用していきました。
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ブラッキーを演奏するクラプトン
エリック・クラプトンの奏法、音楽性!
エリック・クラプトンのギタープレイは、ヤードバーズ、ブルース・ブレイカーズ、クリームにブラインド・フェイス、デレク・アンド・ザ・ドミノスなど様々なバンドを転々としている反面、基本的に一貫してブルースを中枢に据えた演奏スタイルを行ってきました。
特にビブラートやチョーキングを多用し、音に深みを持たせる技術に長けており、奏でる音より動かす手がゆっくりに見えることから「スローハンド」と呼ばれる由縁の一つになったほどとされています。
そして何より、ボーカリストとしての才能にも恵まれた点は他の三大ギタリストとの決定的な違いです。
クラプトンはクリームに在籍していた1968年頃、所属していたレコード会社の意向もあり本格的にボーカルをとるようになります。
当時はあまりボーカルを取りたがらなかったそうですが、ソロになる頃には自身でボーカルを取るようになり、年々深みを増していく嗄れていながら甘さも感じさせる歌声でヒット作を出していくようになりました。
一説によると、1969年頃に夫婦デュオのデラニー&ボニーのツアーに同行していた頃に、奥さんのボニーがクラプトンの歌声を評価し、中々歌いたがらなかったクラプトンがボーカルをとることを後押ししたそうです。
百聞は一聴に如かず!次項からはエリック・クラプトンの代表曲やおすすめアルバムを紹介していこうと思います!
エリック・クラプトンの代表曲!
1.Crossroad
バンド活動の頃のクラプトンを聴きたい人はこれ!
この頃はギタリストとして脂が乗り出した頃で、ベースのジャック・ブルースやドラムのジンジャー・ベイカーといった名うてのプレイヤー達とぶつかり合うような凄まじい演奏と、この時期特有の「ウーマントーン」と呼ばれる音作りを堪能することができる名曲となっています。
カバー元は伝説のブルースマンと名高い「悪魔に魂を売った男」、ロバート・ジョンソンの「Crossroad Blues」。
2.Layla
Eric Clapton & Friends - Layla (Live At Montreux 1986)
クラプトンのキャリアを通しての代表作。
デレク・アンド・ザ・ドミノスのアルバム「Layla and Other Assorted Love Songs」収録。
20代以上の人なら一度はCMで聞いたことがあるキャッチーなリフで始まるこの曲は親友ジョージ・ハリスンの当時の奥さんパティ・ボイドに捧げられた曲です。
曲の終盤で聞こえるギターソロの掛け合いは、ゲストで参加していたデュアン・オールマンのギターが相方となっています。
個人的には80年代、フィル・コリンズや盟友ネイザン・イーストをリズム隊に迎えていた頃のバージョンが1番聞き応えがあって大好きです。
3.Wonderful Tonight
Eric Clapton Wonderful Tonight Live greatest version
ソロ活動の頃を堪能したい方はこちら。
紆余曲折あった後に結ばれたパティ・ボイドとの幸福な生活を描いた楽曲。
イントロで聞かれるギターリフは、クラプトンの必殺技、ビブラートやチョーキングが駆使されており、「スローハンド」の異名の通りのギタープレイが堪能できます。
4.Tears in Heaven
Eric Clapton - Tears In Heaven
ボーカリストとしてのクラプトンを堪能したい方はこれ!
哀愁のこもったギターフレーズから静かに始まる曲。
ハスキーかつ甘いクラプトンのボーカルとアコースティックギターの悲しさを感じさせるメロディが絡み合うこの曲は、幾多の困難や悲しみを乗り越えてきた男からしか出すことのできないものになっていると思います。
5.The Beatles 「While My Guitar Gently Weeps」
The Beatles - While My Guitar Gently Weeps
客演の多いクラプトンですが、特に有名なのはこちらです。
当時不仲で解散寸前に陥っていたビートルズがホワイトアルバムを制作していた頃、レコーディングに散漫な態度を取るようになっていたメンバーにテコ入れをする為にジョージ・ハリスンがクラプトンを招聘したことで実現した曲。曲の間で聴けるギターソロはたったの1テイクで、クラプトンからジョージの手に渡ったレスポールを使って演奏されたそうです。(因みにクラプトンはビートルズのメンバーと演奏できたことに舞い上がって当時の記憶がほとんどないんだとか)
また、この曲はジョージとクラプトンを繋ぐ絆のような曲とも言うことができ、親友ジョージの追悼コンサートで息子のダニー・ハリスンと演奏する姿は胸に来るものがありました。
While My Guitar Gently Weeps (Taken from Concert For George)
こんな感じで今回は終わりです!
次回はジェフ・ベックについて書ければと思っています!それでは!
[名ギタリスト紹介]ジミー・ペイジ[稀代のリフメイカー]
どうもこんにちは!カムラです!
今回の名ギタリスト紹介からは、初代三大ギタリストの紹介をしたいと思います!
今回紹介するのは、稀代のリフメイカーとして知られるこの男!
ジミー・ペイジについてです!
ジミー・ペイジとは?
ジミー・ペイジは、ジェフ・ベック、エリック・クラプトンらと共に「三大ギタリスト」と称され、現在でも世界最高のロックバンドとの呼び声の高い「Led Zeppelin」でギター兼リーダー、更にはプロデューサーまで担当した人です。
生い立ち
1944年1月9日、イギリスのミドルセックス州生まれ。
13歳でギターを始めると、19歳の頃にはセッション・ギタリストとして活動し始めます。
セッション・ギタリスト時代の時点で売れっ子になっており、師匠格のビッグ・ジム・サリヴァンと共にゼムの「Baby Please Don’t Go」や、ザ・フーの「I Can’t Explain」、マリアンヌ・フェイスフルの「As Tears Go By」といった作品に参加して大活躍していました。
またこの頃、後のレッド・ツェッペリンで共に活動をするベーシスト兼キーボーディストのジョン・ポール・ジョーンズとも知り合っていたそうです。
しかし、ジミーは徐々に裏方でのセッション活動よりも、パーマネントなバンドでのライブ活動を志ざすようになります。
そして1966年、ポール・サミュエル・スミスの脱退に伴い、以前は辞退したヤードバーズの加入要請を受け、待望のバンド活動を開始します。
加入当時はベースを担当していたのですが、前回の辞退時に推薦したギタリスト、ジェフ・ベックが扁桃腺炎を発症すると代役としてギタリストに転向。
ジェフ・ベック復帰後は「Stroll On」や「Happenings Ten Years Time Ago(幻の10年)」などと言った楽曲で強力なツイン・リード・ギターを披露しました。
(このヤードバーズというバンド、今回から紹介するエリック、ジェフ、ジミーら三大ギタリストが全員入れ替わり立ち替わりで参加していたバンドなんです…)
Yardbirds "Stroll On" (Blow Up (1966))
しかし、ジェフ・ベックの脱退や、他のメンバーの方向性、技術面の問題からの戦線離脱によって1968年には空中分解をしてしまいます。
唯一バンド継続に意欲のあったジミーは、ボーカルにバンド・オブ・ジョイで活動していたロバート・プラント、ドラマーにロバートの元バンドメイトのジョン・ボーナム、ベースに前述のように親交のあったジョン・ポール・ジョーンズを加え伝説のロックバンド、レッド・ツェッペリンを結成します。
1968年に「Led Zeppelin Ⅰ」でデビューすると、続く「Led Zeppelin II」では全英米一位を獲得、「Led Zeppelin IV」で音楽的にも揺るぎない地位を獲得するまでになります。
しかし、1980年ドラマー、ジョン・ボーナムの突然死によってレッド・ツェッペリンは解散。ジミーは半ば隠遁状態になってしまいます。
ツェッペリン解散後のペイジは、83年の「A.R.M.S」コンサートで表舞台に復帰、彼同様三大ギタリストのエリック・クラプトン、ジェフ・ベックと共演します。
その後はソロ活動の他にポール・ロジャースとのザ・ファームや元ディープ・パープルのデヴィッド・カヴァーデイルとのカヴァーデイル・ペイジ、ロバート・プラントとコラボしたペイジ&プラントなど様々な活動を行いました。
そして2000年以降は、ツェッペリンを敬愛するブラック・クロウズや、フー・ファイターズらとの共演で今なおシーンで活躍しています。
特に、2008年の北京オリンピックの閉会式で、ロンドンバスの上でレオナ・ルイスと共にレッド・ツェッペリンの「Whole Lotta Love」をパフォーマンスしたことは話題になりましたね!
ジミー・ペイジの使用ギター
そんなジミー・ペイジの、使用機材を紹介していきます!
ジミーと言えば、様々なタイプのエレキギターを使いこなし、幅広いジャンルの音楽を製作してきました。
エレキギター[珠玉の名器たち]
Fender Telecaster
ジミー・ペイジのバンド活動初期の中で、最も重要なギターと言えば、実はフェンダー・テレキャスターなのです。
ヤードバーズ時代、メインギターを切り替えたジェフ・ベックに譲ってもらって以降、レッドツェッペリンの全盛期に入るまでメインギターに据えられており、様々な舞台で活躍しました。
レッド・ツェッペリンの最高傑作として名高い「Stairway to Heaven(天国への階段)」における激情のギターソロが、テレキャスターによって演奏されたことは有名ですね!
その愛用具合はかなりの物で、ステッカーを貼りまくったり(画像上)、その後塗装を剥がし、ドラゴン柄にリフィニッシュしたり(画像下、通称ドラゴン・テレキャスター)とコロコロと見た目を変えました!
しかしそのペイントが災いして回路が破損、使用不可能になってしまいました…
Gibson Les Paul Standard
ジミーのギターと言えば、間違いなくギブソンのレスポールモデルです!
世界的に大ヒットしたロックバンド、レッド・ツェッペリン時代にメインギターとなったレスポールは、以降のキャリアにおいても重宝され、今ではトレードマークとなっております。
特に1969年にジョー・ウォルシュから譲り受けたものは「No.1」と呼ばれ、ペグ・ネック改造や、ピックアップ交換、ピックアップカバー取り外しなど様々な加工を行なって弾きやすさを追求し、現在まで愛用されております。再結成ライブでの「幻惑されて」で使われた事は有名ですね!
他にも、同様の改造を施した「No.2」、ストリングベンダーと呼ばれる音程を持ち上げる装置を換装した「No.3」など様々なレスポールを使用しています。
ストリングベンダー
Gibson・EDS-1275
様々なギターを使う事で有名なジミー・ペイジ。中でもレスポール、テレキャスターと並び有名かつ人気なギターは、このGibson・EDS-1275。
このギターはダブルネック・ギターと言うもので、長い方が12弦ギター、短い方が6弦ギターとなっており、バラードのような繊細で煌びやかなサウンドと、ギターソロのような骨太で聞き応えのあるサウンドを用途毎に一本で弾くことができることです。
つまり、「天国への階段」のように様々なスタイルが入り混じった超大作にうってつけなギターとなっております。
Danelectro 3021
ジミー・ペイジが使ったことで人気が出たギターです。主に、スライドギターを弾く際や、オープンチューニング、DADGADチューニングなどの変速チューニング曲用として使用されています。
本来このギターは芯がなく、チープなサウンドと評される事も少なくなく、ギターです。
そんなギターを使いこなし、独特で妖艶なサウンドに昇華した事はジミー・ペイジの技量を窺い知れましょう。
ライブでは「カシミール」のような異国情緒漂う壮大な楽曲で使用された事で有名ですね!
Fender Stratcaster
フェンダーならテレキャスターを使っているイメージが強いと思いますが、実はフェンダー・ストラトキャスターも使用しています。
このギターは70年代中盤頃に入手しており、「Over the Hills and Far Away」と言う楽曲で使われました。
表立った活躍としては、79年のネブワース公演での「In the Evening」が有名です。
アコースティック・ギター
Martin D-28
ヤードバーズ、レッドツェッペリンとエレキギター弾きとして注目されがちなジミーですが、アコースティックギターの名手でもあります。
中でも最も有名なのがこのMartin D-28。
楽曲では3枚目のアルバムから使用されるようになり、アールズ・コート公演での「Bron-Yr-Aur」と言うインスト曲で聞かれる鳴りの良いギターはこのギターで演奏されたものです。
他にも「Baby、I'm Gonna Leave You」のようなツェッペリン初期の楽曲ではGibson J-200と呼ばれるアコースティック・ギターにエレキ弦を張ったものが使われております。
ジミー・ペイジの奏法、音楽性!
ジミー・ペイジのギタープレイは、ブルースを基本にフォークやカントリーと言った様々なジャンルの音楽要素を吸収したものとなっています。
中でも繰り返し同じフレーズやスケールを弾きまくるラン奏法と呼ばれるプレイが持ち味で、荒削りと言われてしまうこともありますが、感情のこもった人間味あふれるギターが魅力的です。
また、前述のようにアコースティック・ギターの技術も非常に高く、「Baby、I'm Gonna Leave You」で心地よいギタープレイが見られます!
そして何より、アイデアマンとしても有名で、「heartbreaker」や、「Whole Lotta Love」、「Rock and Roll」と言った数々の名リフを産み出すだけでなく、ヴァイオリンの弓を使用したボウイング奏法や、DADGADチューニングやオープンチューニングといった変速チューニングなど、その後のロック界で使われる事になる様々なテクニックの先駆けとなっています。
他にもギブソン・レスポールを通常よりも長いストラップを用いて腰よりもかなり低い位置まで下げ、腕を伸ばした独特な姿勢で弾くことが特徴的で、ジョー・ペリーやスラッシュといった後続のギタリストに受け継がれ「レスポールは低い位置で弾くもの」という流行を生んだほどだったとされています。
ちなみに、ギターの位置を長くするようになった理由は「長いツアーの中で何か気分転換になるような事はないかと模索してどこまでギターを低くできるかに挑戦したくなったから」だそう。
「下げるところまで下げたら、今度は僕の腕が伸びちまったよ。」なんて言っていたとか。
百聞は一聴に如かず!次項からはジミー・ペイジの代表曲やおすすめアルバムを紹介していこうと思います!
ジミー・ペイジの代表曲!
1.Dazed and Confuzed
アイデアマンとしてのジミーが聞きたい人はこれ!
この曲は、ヤードバーズ後期から演奏し始めた曲で、レッド・ツェッペリンの時に完成されました。
テレキャスターとトーンベンダーというエフェクターを用いた禍々しいサウンドは唯一無二です。
Led Zeppelin - Dazed and Confused (London 1969 Live Good Quality)
ちょっとコナン君の犯罪シーンでかかる曲に似てますね
2.Communication Breakdown
エネルギッシュなジミーを聴きたい人はこれ!
1stアルバム「Led Zeppelin Ⅰ」収録。キャッチーなリフに勢い溢れるギターソロ。わずか2分半で駆け抜ける曲。とはいえ、この中にジミーの良さが凝縮されているので一聴の価値ありです!
Led Zeppelin - Communication Breakdown "1969" [ Good Quality ]
3.Stairway to Heaven
ツェッペリン時代の最高傑作と言えばこれ!
哀愁のこもったギターリフから静かに始まり、曲が進むに連れて徐々に楽器隊が合流。そして激情のギターソロ!からのボーカル、ロバートのハイトーンが光る感動の大サビへ!大作とはかくあるべし、と言った名曲中の名曲です!
Led Zeppelin - Stairway to Heaven Live
(昔はあまりにもみんなが演奏するから楽器屋で試し弾きに使うのが禁止されてた事は有名ですね。)
4.Kashmir
Led Zeppelin Kashmir 1979(LIVE VIDEO)
ツェッペリンの最終到達点の一つと言えばこれ!
DADGADチューニングと呼ばれる変速チューニングから繰り出される、壮大でおどろおどろしいリフに、闇を振り払うようなロバートのボーカルはまるではるか昔、中東辺りの荒野を進軍する軍隊を想起させます。
この絶妙に噛み合った、無駄のないアンサンブルはプロデューサーとしてのジミーの腕を垣間見ることができます。
ex.One Hit from The Rolling Stones 「Dirty Work」
The Rolling Stones - One Hit (To The Body) - OFFICIAL PROMO
客演としてのジミーのプレイを聞くならこちら!
当時不仲で機能不全に陥っていたストーンズにテコ入れをする為にキース・リチャーズが招聘したことで実現した曲。曲のラストで聴けるギターソロは、ジミーらしさ全開です!
ジミー・ペイジのおすすめアルバム!
1.Led Zeppelin Ⅳ
ジミー・ペイジの入門編として聞きたい人におすすめのアルバム!
「Black Dog」や、「Rock and Roll」に見られるリフメイカーとしての側面に、「Going to California」で見られるアコースティックな側面、更にそれらを集めた「Stairway to Heaven」と、これでもかとペイジを堪能させてくれます!
2.Led Zeppelin Ⅰ
リフメイカーとしてのジミーを堪能したい人におすすめのアルバム!
「Good times Bad times」や「Communication Breakdown」、「How many more times」など様々なリフが選り取り見取りな作品になっています!
また、このアルバムでは当時愛用していたテレキャスターとトーンベンダーというエフェクターの凶悪なサウンドが楽しめるのも魅力の一つです!
3.Led Zeppelin Ⅲ
アコースティックなジミーを聴きたい人におすすめのアルバム!
レッド・ツェッペリンと言えば強烈なリフに激情のギターソロというイメージが先行しがちですが、フォークの要素も持ち合わせています。
中でもこのⅢはそうした面を前面に押し出しており、
勢いに頼らない純粋なツェッペリンの地力を知ることができるアルバムになっています。
ジミー・ペイジのこぼれ話・小ネタ
そんなジミーは演奏面以外でもネタに事欠きません。
ツェッペリン時代、ペイジは黒魔術へ傾倒していると噂されました。
彼はアルバム『レッド・ツェッペリン III』に魔術師アレイスター・クロウリーの言葉を刻んだり、クロウリーの元邸宅を別荘として所有していたりした為に噂に拍車がかかってしまいました。
中でも有名なエピソードに、「天国への階段」を逆回転で再生させると悪魔崇拝のメッセージが聴こえるという噂が流れて批判の矢面に立たされる事態になったというものがあります。
アトランティックレコードはこの件に関して「当社のレコード盤は一方向にしか回転しない」と答えている。(当たり前ですよね汗)
バンド以外でのエピソードでは、来日の際には決まって輸入レコードショップに立ち寄り、写真撮影や店内の客との即席のサイン会などを開くことを条件に、不法に製造販売されている海賊盤を自身で大量に押収して持ち帰っているというものもあります。
他にも、ケチな人と言われることもあり、レッド・ツェッペリン時代に「レッド・ウォレット(鉛の財布)」と揶揄されたという話や、その反面慈善活動で高額の寄付を積極的に行うという話も有名です。
こんな感じで今回は終わりです!
編集後記
さて、今回大好きなギタリストについてまとめたのですが、聴きやすさや網羅性を意識して紹介するとレッド・ツェッペリンのことばかりになってしまった感が否めず、少し消化不良です。なので、ソロ作品やツェッペリン以降のバンドについて学習した上でまた追記していけたらと思います!
ここが変だ、とかここは違うなどあればコメントの方もよろしくお願いします。
次回はエリック・クラプトンについて書ければと思っています!それでは!
[まとめ記事]凸凹旅行記集〜北木島編〜
どうも!カムラです。
少しずつ記事が増えてきたので、記事のまとめを作ろうと思います。
まずは凸凹旅行記シリーズ!
第一弾の北木島編をダイジェストと共にご覧ください!
1日目
1日目は岡山県・笠岡市を目指して出発!アクシデント続きなのはこの頃から始まっていたとは…
2日目
2日目はいよいよ北木島へ!海岸ドライブや、水泳など、北木島を満喫します!
3日目
3日目は衝撃のラスト!北木島脱出から帰路でのグルメ・温泉など。
まとめ・旅行情報編
今回の旅行の旅先の情報や、工程をまとめた記事です。
時間が無くて読めない人や、旅行に行く時に参考にしたい人はここから読んでみてください!
以上です。みんなに見てもらえると嬉しいです!
それでは!!